1.私は何を求めているの? of 看護師・転職その前に





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看護師転職ガイド 「ナースのテンカツ」これを読めば初めての転職も安心!失敗しない転職のコツ教えます。

目次

1.私は何を求めているの?
2.知らなきゃ損する基礎知識
3.テンカツを始めよう
4.こんな職場は危険がいっぱい
5.エージェントの見分け方
6.発つ鳥あとを濁さず

第1回 私は何を求めているの?

「看護学校を卒業して最初に就職した病院は官公立系の急性期病院。救急を断
らないことで有名なS病院でした。一年で辞めてしまいましたが・・」

この春に転職したばかりの卒後二年目ナースKさんは、少しはにかみながらそ
う切り出しました。

「配属されたのは消化器センター病棟。平均在院日数は十数日ですから、毎日
たくさんの患者さんが入院し、また退院していかれます。急変時の対応など技
量として学ぶことは多かったですが、患者さんとの関わりはどうしても希薄にな
り、ナースとしてもっと患者さんに寄り添っていたいという思いが絶えずありま
したね。それに多くの患者さんが回復期の病院に転院して行かれますから、その
方の社会復帰を見届けることもままなりません。受持ちだった患者さんのその後
が気になることも多かったですし、私の場合燃え尽きたというより、もっと別の
看護をしたかったというのが転職を決めた最大の理由ですね。お給料はよかった
ですし、他に何か不満があったというわけではありませんから・・」

そう語ってくれたKさんは、同じ市内にある一般病床と療養病床とを併せ持つ
複合型病院に転職しました。配属先は経験を活かして、急性期と回復期の中間に
位置する亜急性期病床を持った一般病棟。一人の患者さんと長く向き合うことを
基本姿勢としているこの病院で、彼女は新しい一歩を踏み出したのです。

Kさんの場合、同期入社の看護師は約100名。ほぼ毎年それくらいの新卒者
を採用しています。ということは同時に、毎年それに近い数の退職者が出ている
ということです。

確かに超急性期の医療を担う大病院は、先端医療を学ぶ上で格好の舞台といえ
ます。でもKさんが言うように、そこはナースと患者さんの関係は元より、ナ
ース同士の人間関係も希薄になりがちであるともいえます。

最先端の治療法や看護技術を学ぶことだけがすべてじゃない。ナースに与えら
れた最大の使命は、病んだ人や傷ついた人に治療と向き合う勇気を与え、寄り添
いそして見守ること。この病院に限らず、多くの急性期病院でナースの退職に歯
止めがかからないのは、ナースとしての原点に立ち返ることに改めて気づく人が
多いからかも知れません。

現在もまだ多くの医療機関が看護師不足を実感しています。看護師にとって転
職は売り手市場であり、有利な立場で臨めるといえます。ところが実際に病院
の採用担当者に訊けば、収入アップを転職理由に掲げる人は意外に少ないそうで
す。

職業意識の高い人、自己啓発意欲の高い人、いつも自問自答を続けている人。
どうやらそんな人たちに、転職希望者が多いようです。

そう、ナースにとって転職は自分を高めていくための大切なステップ!自信と
誇りを持って、テンカツに挑みましょう。

とはいえ、ただ闇雲に転職しようとすれば進むべき道を見誤ってしまいます。
いま正にテンカツを考えているアナタ。以下のチェック項目を活用して、なぜ転
職したいと思っているのか、いったい自分はどういう職場を求めているのかを整
理してみて下さい。

★専任看護師に挑戦したい
★もっと多くの症例を経験したい
★救命救急に命を賭けたい
★職員数が充分とはいえないのでいつも不安と背中合わせだ
★ステルベン(死亡退院)が多くていたたまれない
★患者さんに笑顔を見せられない
★今の職務は看護というより介護に近い
★安全管理や感染対策がいい加減で不安を感じている
★夜勤が3交代(または2交代)なので肉体的に辛い
★公務としての研修に参加させてもらえない
★院内研修や勉強会など学ぶ機会がほとんどない
★逆に研修や勉強会が多すぎて自分の時間が持てない
★独身の医者がいる病院で玉の輿を狙いたい(笑) 

いかがでしょう、気持ちの整理ができましたか?これは転職先での面接で必ず
訊かれる項目です。まずは素直な自分と向き合い、これからどうしたいと思って
いるのかを、じっくりと見つめることから始めて下さい。

第一回 了

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